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2008.04 会合 「杣人工房」モデル工房オープニングイベントについて
4月7日

 「杣人工房」のモデル工房 フジノ工務店の事務所の改装も終了し、お披露目会を兼ねて、オープニングイベントについての話し合いを行いました。当日はあいにくの雨で、足元のわるい中たくさんの人に集まって頂きました。モデル工房の場所は西京区上桂、五条通の南に面していて、東隣がカラオケシダックスです。建築相談も行っていますのでお気軽にお越しください。

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モデル工房オープニングイベントについて
京都市の完了検査も終わり、段取りや準備期間を加味して、まずは日程の調整から。今から準備してもGWには間に合わないだろう。GWの予定が決まっている人も多いだろうし、GWは避けたい。5月17日(土)、18日(日)の2日間が妥当ではないかということで、仮ですが日程が決定。ここ(フジノ工務店)までの公共の交通機関はバスか、電車だと最寄り駅が上桂駅。桂駅からは距離がある。お客様のターゲットのメインは周辺住民になるだろう。
 京北の紹介をしたい。京北を知ってもらって京北に行ってもらいたい。イベントの内容としては、毎週日曜の朝に京北で行われている朝市をここでやりたい。実際に京北のものに触れてほしい。野菜をプレゼントするのもいいだろう。先日出版された『ふるさと京北再発見』に載っている家を公開していただけるよう交渉中で、それも絡めていきたい。
 そんなにたくさんの来場者は期待できないだろう。しかし、少なくても来て頂いた人たちを大事にする。そのつながりを大事にする。人と人とのつながりでこの運動を大きくしていく。
このネットワークの特徴は京北。京北の魅力を売り込めるようにしたい。朝市だけではなく、京北の木でできた家の話しをする事。パネル等で展示、紹介をする。
※オープニングイベントについては詳細が決まり次第ココでお知らせします。

ネットワーク紹介パンフレット作成について
たたき台のパンフレットを元に皆で意見交換をした。メンバー紹介は小さくていいだろう。山の人、街の人ぐらいの分け方をしたい。京北材についてももう少し載せたい。ただの広告媒体になってはだめ。メンバーの顔写真は必要。バックは仕事場。必ず笑顔で。その下に氏名と当ネットワークの役割を書く。京北の紹介はもっと大きく、1ページ使う。紹介文に関しては『ふるさと京北再発見』に載せた文章を参考にする。

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by keihokunoki-net | 2008-04-16 11:22 | 会合
2007.11 会合 「京北の家」の活用について
 11月11日

 今回の会合は京北にある「京北の家」で行いました。午前は磨丸太体験ツアーに参加しました。人造絞丸太の模様をつける、”はし”をあてる実演もあり、一つ一つ手作業で挿しているのには驚きでした。
 会合は「京北の家」の活用方法を中心に、当ネットワークのパンフレットの作成、活動の方向性などについて話し合いました。
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ネットワーク紹介パンフレット作成について
 どういった形のパンフレットにするのか、ネットワーク内でつくるのか、外注するのか、何枚つくるのか、費用などについて検討した。少ない数でいい物をつくった場合、配布できる範囲が小さくなってしまうし、なくなった場合、追加するのにお金がかかってしまう。いい物と、簡単なもの、二種類をつくる という意見もあった。
 パンフレットの作り方とネットワークの家づくりとは大きな関係があり、ネットワークの家づくりの体制を明確にする必要がある。体制には大きく分けて二つあり、一つは、ネットワークが主体となって活動していく。メンバー全員で行事に取り組む。この場合はネットワークの説明や目的を大きく掲げる必要がある。もう一つは、各個人が主体で、同じ志を持った人たちの集まりとしてネットワークを位置づける。この場合は、各個人や、企業の説明が必要、大事となってくる。ネットワーク発足の経緯からしても、後者のほうがこのネットワークの形だろう。「こんな人がメンバーです」といった事を載せる。パンフレットに宣伝の機能を持たせることが必要だろう。

 他の同じようなグループは家づくりの過程や家をつくったことで満足していて、その後のアピールがない。それでは広まらない。このネットワークで造った家であることをアピールしなくてはいけない。そのためにはまずネットワークで造った家の基準、ルールを決める必要があるだろう。そのルールを守り、達成して、その後PRをしていく。
 一般の人や山主にもわかるようなパンフレットにしたい。また、他のグループや団体等との区別をつけたい。もし山主をこのネットワークへ勧誘する際、山主にとってのメリットは何か。メリットがなければ山主は動いてはくれないだろう。山主にお金が還元できるようなシステムを、このネットワークでつくれないだろうか。しかし、木材を山元とユーザーが納得する価格で取引することは難しい。だから付加価値をつける。両サイドともに。運送費などのコストダウンはできる。あとは、少々高くてもユーザーに払ってもらう。ただし、ユーザーを山に連れて行き山を見てもらう、建築現場を見てもらう、という付加価値をつけて。山元にとっても、ユーザーが山へ来てくれたり、自分たちが育てた木の行く末が見れることは付加価値となる。その分安く提供してもらう。

杣人工房 完成イベントについて
 ショールームの工事は年内いっぱいかかりそうなので、完成イベントは年明け、落ち着いた頃にと思っている。どういったイベントにするかはまだ決まっていないが、京北の野菜や特産物などを販売してはどうだろう。もし評判がよければ、定期的に行うのもいい。一度相談してみる。
イベントに際し、様々なマスコミも利用したい。

「京北の家」の利用方法について
d0105721_18455124.jpg・木の家を建てたいというお客さんに一泊でもしてもらえるようなものにしたい。
・「杣人工房の出張所」という看板を挙げてみてはどうか。
・モデルハウスという形を残して、個人に貸すということは出来ないか。例えばそば屋など、商売 をやってもらうのはどうか。隣の公園は利用客も多い。純粋にこの土地の利用価値を考えた  場合、飲食に向いているのではないか。
・「杣人工房」やネットワークの“木を使ってもらおう”という趣旨から離れてはいけない。そば屋  だったり、パスタ屋だったりに一度してしまうと、なかなかもとには戻せなくなってしまう。多目  的な機能を持ったままの方がいいだろう。
・地域と絡めた使い方がしたい。
・先の話になるが、山のツアーを行うようになったとき、お客さんにはここに泊まって欲しい。

 上記のような意見が出たが、結論にまでは至らなかった。「京北の家」は市の所有物なので、慎重な話し合いのもと、結論を出したいと思う。
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by keihokunoki-net | 2007-11-14 12:10 | 会合
会合を行います
 前回の会合で話に挙がりました「京北の家」での会合を、急ではありますが、下記の日程で行います。また、当日は京北林業振興展のイベント『京北発!磨丸太体験ツアー ~木の香る温もりのある暮らしの創造~』が開催されるので、それにも参加しようと思います。磨丸太ツアーに関しては事前の申し込みが必要ですので、参加を希望される方はご連絡ください。参加費は無料です。

日にち: 11月11日(

林業振興展 『京北発!磨丸太体験ツアー』

   会場: 京北銘木生産協同組合(右京区京北細野町)  地図

   日程: 10:00 開会
        10:30 磨丸太加工体験
        12:00 木工品作り
        13:00 昼食(軽食付)
        14:00 終了

ネットワーク会合

   会場: 「京北の家」
   時間: 14:30~17:00
   議題: 1.「京北の家」活用について
        2. 規約について
        3. ネットワーク「パンフレット」作成について
        4. その他

☆お問い合わせ

   ア-クス建築事務所
   Tel   : 075-467-9292
   Fax  : 075-467-9293
 
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by keihokunoki-net | 2007-11-08 10:13 | 会合
2007.09 会合  「杣人工房」事業の決定を受けて
 9月19日

 久しぶりの会合は、まだまだ暑さの残る中、たくさんの人に集まって頂きました。会場はいつものよしやまち町家校舎。となりでは「よし塾」が開かれており、若い大工さんが隅木の作製に精を出していました。今回は先日決定した「杣人工房」ショールーム及びネットワークメンバーの位置付けと活動などを中心に話し合いました。
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1.フォレストボードタッカー試験体耐力実験の報告
 
 フォレストボードとは杉皮、パルプ、コンスターチを混合、圧縮整形したもので、秋田生まれ。自然素材の断熱材として利用されている。実験で予想以上の耐力があり、壁倍率1.5程度あるのではないかということが判った。
 特徴としては、粘りがあり、繰り返しの力に対しても強い。貫きを使用した土壁に似ている。まったくの自然素材で、断熱性能も高く、雨にぬれても品質は落ちない。施工方法を工夫すれば、耐力壁の一部として利用できる道が開けてきたように思う。ただし、どこでも簡単に作れるというものではない。下地材として使う場合、仕上げによって施工方法が変わってくるので、一番良いのはそのまま使うことだろう。色合いも良い。また、ホルムアルデヒドやアンモニアの吸着作用があるので、天井に使うのも良いだろう。今はまだ値段が高いが、量が出ればもう少し安くなる。今後機会があれば使っていきたい。

2.「杣人工房」 工房スペース及びネットワークメンバーそれぞれの位置付と活動等

 経緯については前回の記事にも書いたが、ここでも簡単に説明します。
 昨年末の会合で森林公園内にある「京北の家」を使っての応募を考えていたが、使用できないとの事で、今年の応募をあきらめていた。ところが、応募締め切り直前に藤野さん(フジノ工務店)より、京北に在る藤野さんの使っていない事務所で応募したいとの連絡があり、急きょ書類を作り応募した。結果は、右京区では、他のところに決まり、落選。
  しかし、当ネットワークの活動自体は京都市によって評価されており、他の区で杣人工房への参加の要望があり、藤野さんの西京区の支店を利用するということで再申請し、認定されるに至った。
 ここで問題となるのは、ショールームに来たお客さんが、フジノ工務店に来たのか、「杣人工房」を訪ねてきたのか、見分けるのが難しいということだろう。 ユーザーからしても、看板が2つあれば戸惑う。工務店が絡んでいると思うと、すぐ仕事をお願いしなくてはならないと思い、一歩脚が遠のく。 ショールーム以外の活動ならば今まで通りできるだろうが、ショールームを介しての活動となると、混乱が生じてしまう。この辺をきちんと整理しないとユーザーは寄ってこないだろう。
 まずは「杣人工房」としての仕事はとらない というスタンスをとってはどうか。 「杣人工房」としてのネットワークの活動はあくまで、地場産材を使ってもらおうという広報活動や運動がメイン。 相談は受ける、情報も提供する。しかし、仕事は別。その方がユーザーも来やすい。後にどうしてもという事態が起こった場合は、またそのときに話し合う。
 私たちは、京北の木を使ってもらいたいし、使いたい。京北の材や資料をおける場所がほしかったので、ショールームはそういう形で使わせてもらう ということでいいのではないか。たまにイベントをやったりしてもいいだろう。ただ、四六時中メンバーが詰めるというのは無理がある。「杣人工房」としては一つショールーム的な場所がほしかった。そこでたまたま今回の藤野さんの所に決まった。そういう考え方でよいのでは。 やはり現地でリアリティを感じながら、その土地の文化を見、付加価値を見て買う、全てをひっくるめて信用してもらうというのが正しい方法ではないか。 だから「京北の家」や藤野さんの京北のお店など、地元で拠点を持つべきだと思う。 今回決まったショールームはそのアンテナショップという位置付けと考えるべきではないか。
結論
・フジノ工務店のショールームは、アンテナショップの拠点とし、藤野さん以外のメンバーが常駐することはない。
・メンバー各々が同じ「杣人工房」の看板を挙げ、メンバー各々の場所で相談等を受け付ける。
・メンバーの連絡先等を記載したネットワークのパンフレットを作り、各々の場所で配布、広報活動を行う。
・実際に京北材が見たい、触りたいというお客様がいれば、どのメンバーもショールームを利用して構わない。
・ネットワークのイベント等でショールームを利用する場合がある。
・ショールームの改装についてはフジノ工務店に一任する。ただし、メンバーの看板作成は同時に行う。

3.「京北の家」 活用策の検討

 「京北の家」は来年度から利用可能の目途がつきそうで、当ネットワークに管理委託も可能かもしれない。しかし、ネットワークで管理するのは少し難しそうなので、管理は隣の森林公園の管理もやっている、森林組合にお任せして、ネットワークでは企画運営という形を取ってはどうかと思っている。また、地域活性の場として捉える考え方もあるだろう。
 私たちにできることは、川下の人たちを山へ連れて行き、川上の人たちとの交流の場を設けることではないか。木を売ろう、買ってもらおうというのではなく、まずは山を見てもらって、京北の木が使えるということを知ってもらう、山を理解してもらう事が大事である。
 これから「杣人工房」として動き出し、お客様が京北を見てみたいとなったときに、「京北の家」に泊まっていただき、山を御案内するという使い方や、時々はネットワークでイベントを仕掛けて川上、川下の人たちの交流の場として使う。例えばこういった使い方をした場合、地元の受け皿組織として、林業研究会(林研)という組織があり、そのメンバーに声をかければ山の案内や説明などやってもらえる。本人たちも山に関しては熱心である。
 今度、当ネットワークメンバーと林研の方々、近くの友人も誘って「京北の家」で交流会を開きたい。そこで、どういった使い方が良いのか、可能なのかを話し合いましょう。またその交流会を実績として、市に提案もできるし、ホームページでの発信もできるだろう。
結論
・管理は森林組合に任せ、ネットワークとしては企画運営を行う。
・近いうちに川上と川下の人々で交流会を「京北の家」で行う。
・交流会を実績に、今回話し合ったような内容で市に提案をしてみる。

4.規約について

 今回はたたき台の案をもとに皆で話し合った。運営規約はとても大事なので、他のグループの規約をいくつか参考にすればもう少しバランスのとれたものになるだろう。また、「杣人工房」について1条設けることにした。今回の案では、会員項目に重点があるようなので、もう少し運営のことを謳いたい。総会、役員会等で何を決めなくてはならないのか内容も含め詳しく書く必要があるだろう。それから事業計画、予算計画、事業報告、会計報告についても規約に明記する必要がある。
 役員の選定については、出席者の賛同を得て下記のように決定。その他の役員は後日決めてゆく。

     代表     :住吉 豊
     副代表    :勝山 俊治
     事務局長  :住吉 豊
     事務局補佐 :藤野 龍樹
     会計     :中野 佐里
     会計監事  :北村 紀次、木村 忠紀
     顧問     :鈴木 有
 
 会員種別・会費について、出席者の意見を話し合い下記に決定。

・正会員 (会費 10,000円):本会の目的及び趣旨等に賛同し、別に定めた年会費を
                   支払った、林業、建築業、行政等に関わる職業を持つ個人を
                   いい、総会での議決権がある。
・賛助会員 (会費 3,000円):正会員の職業等に携わらないが、本会の目的及び趣旨等に
                   賛同する個人をいい、総会では、議決権は無く、参考意見を
                   述べることが出来る。
・学生会員 (会費 1,000円):本会の目的及び趣旨等に賛同する学生をいい、総会では、
                   議決権は無く、参考意見を述べることが出来る。
・法人会員(会費 10,000円):本会の目的及び趣旨等に賛同し、別に定めた年会費を
                   支払った団体をいう。総会では、議決権は無く、
                   参考意見を述べることが出来る。

                                                 以上
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by keihokunoki-net | 2007-09-20 11:00 | 会合
会合のお知らせ
 朝晩が涼しくなり、とても過ごしやすい季節となりました。長らく催しておりませんでした、
「京北の木で家をつくろう」ネットワーク の会合を以下の日程で開催いたします。今回は、ネットワークの今後の具体的な活動等について話し合いたいと思います。
 もちろん、どなたでもご参加いただけます。当日は簡単な食事を取りながら話し合いを進めていこうと思います。参加を希望される方は、事前に連絡を頂けたらと思います。



日時           9月19日 水曜日 午後6時30分~9時

場所           よしやまち町屋校舎   

主な議題        1.ネットワークの近況報告、メンバーの近況報告
              2.「杣人工房」 工房スペース及びネットワークメンバーそれぞれの
                位置付と活動等
              3.「京北の家」 活用策の検討
              4.その他 

お問い合わせ      ア-クス建築事務所
              TEL 075-467-9292    FAX 075-467-9293
              e-mail keihokunoki@gaia.eonet.ne.jp




京都市 市域産材普及モデル工房 「杣人工房」の応募
 
 昨年も応募し、残念な結果に終わった京都市主催の「杣人工房」の応募ですが、今年は昨年末の会合で京北森林公園内にある「京北の家」を使っての「杣人工房」応募を考えていました。しかし、「京北の家」が使用できないとの事で、今年の応募をあきらめていました。ところが、応募締め切り直前に藤野さん(フジノ工務店)より、京北に在る藤野さんの使っていない事務所で応募したいとの連絡があり、急きょ書類を作り応募しました。
結果は、右京区では、他に決まり、またまた落選しました。京北のショールームでは、京北は生産地で消費地ではないとの、選考理由だそうです。
 しかし、ネットワーク活動は、評価していただき、どこかの他の地域(区)で何とか杣人工房への参加をしてほしいと打診され、今回の経緯から藤野さんの西京区の支店で、杣人工房とする事を認定されました。これで、年間40万円の活動資金を得ることが出来ます。今回の会合では、工房の使い方や、資金の使い方について話し合いたいと思います。
 また、杣人工房の件で、市に呼ばれ協議している中で、課長に「京北の家」の活用の話をしたところ、市も「京北の家」を持て余しているようで、こちらが活用したいとの申し出には、すごく乗り気で、すぐにでも京北農林事務所の所長と協議してほしい、その結果でそれに沿って活用できるよう後押しするとの話を頂きました。地域の方々を巻きこんで「京北の家」を様々な形で利用する方法を話し合いたいです。

 「杣人工房」についてもっと詳しく知りたい方はHPをご覧ください。
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by keihokunoki-net | 2007-09-13 15:05 | 会合
2007.02 会合  『金閣寺の家』見学会、京北森林ツアーについて
2月9日
 そろそろ一般の人を対象にした企画を行いたく思い、昨年の暮れに完成した『金閣寺の家』の見学会と京北森林ツアーについて意見交換がなされた。会場は先日TV出演も果たした『金閣寺の家』で、そのビデオの視聴から会合は始まった。

見学会・森林ツアー企画について  企画概要
趣 旨 
•木の家の建築主予備軍の確保 から 建築工事受注を確保、
 京北材出荷を促進する。
•木の事、山の仕事を分かって頂き、理解を深め、近くの山の木を使うことの
 重要性を判っていただく。
•川下(京都市内)の市民に京北地域に足を運んで頂き京北の事、
 良さを判ってもらい、京北のファンを増やす。
•山と町の交流を進め、京北を身近な地域と感じてもらう。

見学会
•4月中に実施予定。
•ネットワークのPRとツアー参加者の募集。
•「京都・森と住まい百年の会」の補助。

実施ツアー 
1.植林 体験
 『時期:3/20~4/10 シイタケの菌入れは1月~3月』
2.間伐(枝打ちも合せることも可能)見学
 (手入れの行き届いた山、行き届いていない(土砂流出が起こっている様な)
 山の比較)
 『時期:間伐はいつでも 枝打ちは春or秋』
3.伐採 見学 (葉枯し)
 『時期:7月末から9月』
4.その他
5.森林組合 加工センター、プレカット工場、家具工房等 見学
6.工事中(棟上終了時)の現場見学
7.完成建物見学

イベント
•ウッディ京北にての朝市を楽しむ(毎回 日曜日)
•北山丸太製作工程 見学(加工センター)
•夏休み親子木工教室  (協力 森林組合 = 板、間伐丸太等提供
 大工 = 道具の使い方指導 道具の用意)
•座学 京北の家モデルハウスにて 鈴木先生、佐野先生の講演
•現場にて 設計者、施工者の話  百年の会事務局のウッドマイレージ等の話
•京北の民家見学 
•森林散策 (片波(かたなみ)源流域の伏条(ふくじょう)台杉 
 5月はシャクナゲ、紅葉の時期も良し)
•その他

d0105721_183426.jpg いい形で近くの山の木を使ってもらいたい。まだまだ仲間を増やしていきたい。まずは京北を知ってもらいたい、そして京北のファンになってもらいたい。こういった企画は独自の路線と目的が良く見えたほうが良い。一般の人といっても、環境に興味を持っている人、水に、山に、家に、中には山の経済に興味を持っている人もいる。様々な人たちに興味を持ってもらうにはどうしたらよいか。単にツアーをやるだけではダメだろう。何か大きな、持続的なテーマを持ってやっていかなくてはならない。京北の野菜だったり、片波、木で何かを作る等はいい要素にはなるが、テーマにするには少し弱い。北山杉の丸太はブランドがあるが材木としてはまだない。このテーマを早く打ち出すことが先決である。
 植林については、こういうツアーの場合最後にくるもので、一般の人々は ここまでの意識はなかなか持ってない。枝打ちは素人には難しく、怪我をしたり、木をダメにしたりしてしまう。プロの技を見てもらうくらいでいい。ただ、伐採の見学は感動的でいい。全国でやっていて小さなブームになっている。見学的なもの、体験的なもの、 両方あっていいだろう。ただ、いきなり植林は難しい。どんな格好して行っていいかもわからない。まずは楽しそうだと思ってもらうことが大事。
 京北まで行かなくても街中で何かできないか。今ペレットに興味を持っている人が増えてきている。薪ストーブを街中でできる人は少ない。薪の確保が難しいし、煙が出る。ペレットだと煙も少ないし灯油感覚でいける。今は灯油より安くなっている。本体も安くなってきた。ではペレットはどこで手に入れるか。もしも京北にそういう基地があって、自分たちで間伐に行ってその木を基地に持っていき、それがペレットになる。会員になれば安くなったりする。これは素人でもスポーツ感覚でできる。いきなり家を作りたいという人は少ない。マンションに住んでいる人なんかはとてもムリ。そういう人たちにも木を使ってもらえる状況をつくりたい。
 もう一つ、団塊の世代をターゲットにしたものを考える。団地の中に建てれるような二帖ぐらいの組み立て式の茶室をつくって、趣味で使えるようにする。新しい生活スタイルをつくってあげるというのが重要。エコロジーに関心のある一般人は少なくないが、しんどいエコロジーはやらない。長続きしない。楽しいものがいいしそれが見えてくるようなものがいい。

 今「京北森林組合製材所」では北山丸太で新しい工場を建設中で、完成時には何かイベントができればと考えている。やるとすれば農林事務所も巻き込んでやるだろう。山側も今、積極的になりだしていて、間伐を事業的にやりたいという話も出ている。間伐は補助金も出るし何かやらないと林家が続かない。ツアーをやった時に半年後か一年後に家を建てるという人がいたら、伐採のときにこの木を使ってくださいと言えたら一番うれしい。いい山、わるい山、今の山の現状を見てもらってもいい。わるい山は京北にとってはマイナスイメージになるかもしれないが、何とかしようと思ってもらえるかもしれない。
 府内産材を使いたいと思っている一般ユーザーはけっこういる。ではその人たちが次にどんなアクションをおこすのか、設計者のところにはまず来ない。その人たちの窓口になるようなネットワークにしていきたい。その為にはいろんなチャンネルをもたなくてはいけないだろう。ターゲットはツアー毎に明確にしていってもいいのではないか。


「よし塾」と大工組合  ネットワークのメンバーである光田棟梁が行っている、若い大工に技術を伝え育てる「よし塾」と、組合について伺った。

今年度中にあと一つ何かやって来年度につなげたい。「よし塾」というものをやっていて、若い大工を育てているということを周りの人たちに知ってもらえるような形にもっていきたい。組合ももっと身近なものにし、組合自体の受注を増やしパワーアップを図りたい。組合は戦術ばかりで、目的とターゲットが見えてこない。これが見えてこないとやり方も決まらない。これの議論をしていきたい。とにかくまずはよしやまち通、又は西陣のエリアに関しては組合、「よし塾」はみんな知っているという形にしたい。そのためのイベントをこれからも企画していきたい。とにかく地元、狭い範囲から。小さなことでも継続していくことが一番大事。ただ、積極的なPR活動はどうも苦手。「よし塾」の趣旨は若いいい大工を育てること。僕らが元気なうちに、体が動くうちに伝えたい。ここがメインであるし、ここを知ってもらいたい。

本日はここまで。そろそろネットワークとしての活動を対外的に行いたいが、核となる“独自のテーマ”をもっと明確にしたうえでイベントなり、ツアーなりを行う必要があるようだ。  
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by keihokunoki-net | 2007-02-09 18:44 | 会合
2006.11 会合  京北民家・「京北の家」見学会
11月26日
 今回の会合は、京北を代表する景観として、山国あたりをちょっと散策し、京北地域の文化、京北民家を見学、それから「京北の家」モデルハウスを見学し、現状や今後の活用方法等について意見交換会を行いました。昼過ぎにウッディ京北に集合し、かるく予定を確認した後皆で車に分乗して最初の見学地である山国中江に向かいました。

d0105721_17311231.jpg京北民家見学  最初の民家はとても立派な長屋門のある大きな家で、手前に見える巨木は樹齢200年は下らないだろうと言われていました。
d0105721_17333469.jpgd0105721_17325517.jpg次に訪れたのは、山国比賀江の茅葺民家で、門の庇の裏地には杉皮が使われていました。小さな集落の端に立つこの家はすぐそこまで山が迫っており、山に護られて生きているという感じでした。
d0105721_17342448.jpg小雨が振り出した頃に到着したのは山国井戸にある『杜の館 亀井陶芸ギャラリー』です。この建物は所謂田舎の民家とは違っていて、使っている材が細かったり、凝った床の間があったりと、町の文化が少し入り込んだ造りになっていました。こちらでは温かいコーヒーを頂きました。
d0105721_1735293.jpg次に訪れたのは古い民家をうまく改修し大学のセミナーハウスとして使われていた建物で現在は若い方が一人で暮らしているということでした。広い心地よい空間もあり、いろいろな活用の可能性をもった建物でした。

「京北の家」モデルハウス  いよいよ今日のメインである「京北の家」に到着しました。金融公庫仕様による在来工法住宅の見本として「京北の家」の会で検討、建設したもので、コスト(50万円台/坪)を考慮してプレカット仕様となっています。使用木材の内半分以上が京北材であれば、「京北の家」と認定していて、京北町時代には分譲した土地13区画の内、8区画で建設されました。現在この建物はモデルハウスとして木の家をつくりたいと思っている一般の方や、工務店の方が見学に月30~40人くらい訪れているそうです。
d0105721_10231088.jpgd0105721_10224671.jpg 何といっても残念だったのはボルトが見えすぎていること。「金物屋のモデルルームですか?」と言われるくらいボルトが目に付きました。また、杉の梁は図太く見える割に、頼りがない感じがする。ゆるみ、空きが随所に見られるところから、大工の腕は並み程度、気合いは見えて来ない。外観はこの地域には軽すぎて合わないし、軒の出が浅いので、雨の多い湿気た地域にはそぐわない。等々厳しい意見が多かった。モデルハウスは自分の家を建てたいと思って足を運んで来る人に、夢を売るところ。夢が大事で、誰でも予算的な現実も知っており、現実を目の当りにするばかりでは、高い買い物に気持ちが向かない。気持ちを引き込むことが一番大切。今日回って見て来た京北の堂々とした家にはとてもかなわない。住まいとしての暖かさや魅力も乏しい。もっと京北らしい昔懐かしいいい味わいを売りにできるようなものにしたい。

モデルハウスの活用方法  今後、この建物を
   1 モデルハウスとして利用する
   2 京北で環境的な住まいを体験するセミナーハウスとして活用する
   3 食事、宿泊など、地域の高齢者や若人で世話をし、色々な使い方を提案してもらう
   4 最終的には、暖簾やカーテン、花をいける、絵を飾る、など、住宅ら
     しいしつらえをして、暖かい温もりのある空間にする

できればこのモデルハウスの改修も考えてみたい。単なるモデルハウスとしてではなく、地域の交流の一つの拠点となる可能性はあると思う。それでいて、モデルハウスというのも余所の人と交われるので、とてもいい。学生に案を出してもらうのもいい。
 このモデルハウスは京都市のものだから、市として現在進めている杣人工房として認めるとは思えないが、いい企画なので、何らかのかたちで生かしたい。その案は案でまとめて市に提出してみるのはいいかもしれない。杣人工房施策とは別のチャンネルで何か出て来るかもしれない。

京北の木を売る  今大きな方針で、京北の木を売る場合に、2つの方針がある。
   1 京北の木をとにかく量を売る。プレカットであろうと、ボルトを多用
     しようと、多少焦げ目があろうと、コストを抑え、どんどんさばければ
     いいという方針。
   2 京北の木で京北を売る。自然が豊かで、まだまだ自然と向き合いなが
     ら、伝統的な風趣を保ちながら住んでいる京北のいい住まいそのものを
     木に託してお分けする。ある程度の品質を保ちながら、京北の木に沿っ
     た使い方を提示しながら、じわじわ売って行く。量は出ないかもしれな
     いけれども、納得の行く売り方、育て方をして行くという方針。

d0105721_17545293.jpgこのネットワークでは後者を押し進めたい。京北ブランドができれば、おのづと出て行くだろう。また、一方で、等級落ち品もあっていいと思う。
夕飯は皆でおいしい京北の野菜を鍋でいただきました。

以上
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by keihokunoki-net | 2006-11-26 17:18 | 会合
2006.10 会合  「れいほく木材協同組合」の規格材についての講演を受けて
10月4日
 夏の終わり頃の涼しくなる辺りでというのがやや遅れてしまいましたが、今回もよしやまち町家校舎にて会合を開きました。議題は去る9月23日、大阪にて行われた戸塚元雄氏による「れいほく木材協同組合」の規格材についての講演を受けての意見交換と、京都市京北農林事務所の大東氏を迎え京北の役場が取って来た政策について伺った。

「れいほく木材協同組合」の規格材について  「れいほく」では原木価格が1万7、8千円/m3という。これは山側林家にとっては大きな励みになる数字で、これが実現されれば、みなやる気になれるだろう。今の安い原木値段の背景として、山側は出しさえすればいいのであり、その品質や、量、時期、どれにもあまり責任を持たなくてもよかった。「れいほく」の原価には、売った後に苗を植えて育てる費用が含まれているし、量、時期、品質について責任を持たされているということを忘れてはいけない。「れいほく」では45年~60年という戦後の材を対象に扱っていて(京北材の場合は、材零等級で言えば、80年~100年というところにもう一つのピークを持っている)、それぞれに適合する部位が考えられているなど、とても進んだ考えがなされている。「れいほく」をはじめとするネットワークでは、山の木が家に直結しているという点がいい。自分たちが育てた木がどんな家のどういうところに使われるかを知ることは、林業を変えるかもしれない。
 鈴木先生に「れいほく」規格材の意味についてまとめていただいた。

 「シルバン」という雑誌に書いたことと重なる(「近くの山の木で家をつくる」住の地産池消への応援歌)が、今全国に林業ネットワークグループはずいぶんたくさんできた。400を超えるグループが熱心な活動をしているけれども、まだそれでも住宅着工戸数はいいところで数千戸で、全体の1%にも満たない。そこには、2つの大きな壁がある。

価格の壁が大きい。どこも結局のところ、木材の原価が具体的に計算できないまま、曖昧なまま商売をしている。それを「れいほく」のグループは計算し、適当と思われる価格を打ち出し、価格の根拠とともに公開した。材の部位、断面の大きさなどでその数字が異なる。この意味は大きい。市場原理とは違う価格設定が行われていいということ。これは滋賀県の場合でも、材の値段の設定の際に、通常の流通価格のおよそ2割増しという価格設定の範囲内でできたのは、近江商人の「三方よし」、買い手よし、売り手よし、世間よし、という思想を借りて、作り手よし、住い手よし、環境よしという考え方をしている。材を出す人は、熱心な人たちの熱意、作られる家に見えるかたちで自分の材が大事に使われている満足感を買い、住まい手は、自分の家の木が育っていた山を見、育てて来た人、製材の人、大工を知ることで、やはり安心と満足を買うという仕組みができた。価格にはそういう意味があると。 
 
量の壁がもう一つの壁。量的拡大がなされねば、山側に金が返ってこない。業として成り立たない。そのために必須なのが、規格化、標準化だった。それを年月をかけて相当に絞り込んだ成果がこの規格。同時に、この規格で実現される具体的な家の構造モデルを示している。伝統的な構法を、しかし割り切ってローコストで達成できるよう、三間角というモデルを示している。伝統の家づくりをプレファブ化したとも言える。各地域で、家づくりの伝統があるし、林業の形態も違う。皆がれいほくの規格にそのまま倣うのではなく、それぞれの規格化を図るべきだと考える。

規格材とプレカットの違い  プレカット工場は大工の手刻みを機械が代わりに行うだけのもので、材の規格化を目的とするものではない。確かに現在、プレカット加工率は高くなっており、より高い効率性のために、大手メーカーは独自の規格を持ってやっている。「れいほく」の規格材は、手刻みでもプレカットでも構わない。この規格材は、「構造材を見せて生かす住宅のための木材」で、プレカット材の多くは、大壁仕様となり、見えて来ない。隠れてしまう材にこだわる人はいない。いい木、いい大工の仕事は見えてこそ、味わってもらえる。通常の建築家の多くは、(自分も含めて)、やはり自分らしいデザインをしたい。人と違う個性を大事にしたいと思う。そこに量的な壁が乗り越えられない落とし穴があると戸塚さんは言う。彼の家づくりはそういう個性を問わない、構造の合理性を重視して提唱している。(でも、それはやはり戸塚スタイルの提案なんだけれども)。

「京北の家」づくりとモデルハウス  京北の役場が取って来た政策について大東氏に語っていただいた。
 
 京北の黒田地区の出身で、子供の時から林業をみてきている京北役場に勤め、地元産材を使うべく、10数年前にプレカット工場を担当した。ところが、地元外の大手の材は品質、量的に安定していて、地元の材は安定していない。段々、地元産材の扱う量が減少し、今では国産材と外材との関係と同じ割合になってしまっている。
 一方、「京北の家」づくりを企画し、補助金制度を設けた。最高一戸当り85万円相当という補助制度は日本でも最高レベルだろう。ただ、地元の工務店20数社に呼びかけて、5年間で、12、3戸が達成できたにすぎない。今は京都市に編入し、この家づくりは消えた状態。役所主導型ではうまく根付かなかった。今はモデルハウスが森林公園にあり、森林組合が管理している。一応、京都市の所有なので、一任意団体の勝手にはできないけれども、検討できると思う。地元にも、手刻みの昔ながらの家づくりを考えている若手大工もいるので、彼らにも声をかけたい。

 このモデルハウスはこの「京北の木で家をつくろう」ネットワークで使えるように思う。このメンバーで、この運動の拠点の一つとして、地元の林家や製材、工務店の人たち、京都市内や京北の人たちと一緒に集える拠点になる。改修も考慮の内に入れて、林業事務所も入ってもらえたらいい。
 
 まだこのネットワークグループの基本姿勢、活動方針、拠点、メンバー、いずれも決まっておらず、緩やかに話し合いを続けている時期でありますが、そろそろ具体的な枠組みや活動を意識して進めたく思っています。今回の大東さんのお話にありましたが、京北で行われている「京北の家」づくりをわれわれの活動に組み込めるか、協力できるか、近い将来に現地にあつまり、見学し、地元の人たちも交えて、意見交換の場をもちたく思います。

以上
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by keihokunoki-net | 2006-10-04 16:23 | 会合
2006.04 会合  「金閣寺の家」見学会
4月15日
 まだ完成には至ってないが、京北材を使って増改築を行っている「金閣寺の家」を会場に今回の会合は開かれた。施主の住吉氏はこのネットワークのコアメンバーで、建築設計という立場からこのネットワークに参加している。近ごろ動きが目立ってきた行政との関わり方と、今後の課題について意見の交換を行った。

「金閣寺の家」見学会  およそ30年ほど前に建てられた住宅を主構造を残して改修 した。あれこれやってみたいことを試行的に込めてみたが、なかなか計画的に行えず、大工さんは苦労したという。そのため、思いのほか時間がかかり、リビングの壁や事務所、外構などがいまだに未完成である。特に軒裏の納まり(二重の化粧軒裏)には苦労があったそうだ。全体として、京北材を使っているが、床、枠を除いてほとんどは隠れていて、大壁のインテリアはイタリアのデザインをベースにしており、ここではボードの上に楮和紙張りをメインにしている。白い壁面で統一しているが故に、部分的に用いられている枠材や棚板などの木がとてもよく映えている。「京北との関わりがなかったら、こんな風にムク材を使うことはなかった。通常、自分が設計しているコストでは、京北の材ばかりでつくることは難しい。」とのこと。
 この家はLOHAS的な魅力の家として評価し得る。元の家の骨格を残している。構造材を見せるのは、大工の意気込みを伝えるというものだが、ここでは残念ながら構造材は隠れている。コストをかける部分とかけずにすます部分とに分けて設計するという対処法もあるのではないか。人が集まるリビングなどではいいものを使い、そうでないところにはとりあえずのもので済まし、後に換えて行くという方法もあるだろう。

ネットワークの関わり方について  「杣人工房」という京都市の林業振興施策がある。これは地元材を展示し、その材による家づくりのモデルルームとして公開されながら、来訪者に説明できる人間、設計者や施工者へのつながりを持つというもの。各区ごとに置きたいそうで、北区、左京区に期待されているとのこと。このネットワークでそのようなものを具体化できればと考える。
 また、こうした木のネットワークで活躍している「京都の木のネットワーク」がウッドマイルズ認証制度を立ち上げる努力をしている。用いている材木のほとんどに産地認定を行い、ウッドマイルズやウッドマイレージを算出するという。現実的には、一つ一つの材木のすべて、家具まで認証の目を光らすというのには無理があるので、適度な括り方を探る必要があるだろう。今はそれが実際に可能かどうか、どこまで精度を上げればいいかを試行的にやってみる時期だと思う。大変な苦労ではあるが、先駆的に誰かがやってみなくてはならない仕事だ。

これからの課題  山側に天然乾燥の材のストックがあり、安定した供給が得られるとなれば、誰もが地元産材を使おうと思うだろう。逆に安定した需要があれば、山側も安心して生産できる。つまり「木材供給ネットワークの構築」が必要となってくる。年間を通して、家づくりの木材を事前に確保する仕組みである。幾つかの工務店と設計事務所、製材所と林家が協同して、年間の木材使用量を見積もり、事前発注してストックする。そうすれば、期間の余裕が相当に生まれるので、良木と伐り旬の確保、自然乾燥期間の確保が可能になり品質の向上にもつながる。このとき、標準となる部材寸法の規格化が必須となる。言い換えると、「京北木材による住宅規格」を考えること、が必要になるだろう。まずはわれわれが、少しづつでも木材の購入を約束すればいい。仲間に声をかけて、少しずつ買う約束をしてみるというのを実行してみよう。さらに京北への入り口となる市内からそう遠くない位置に木材製品市場またはストックヤードを設置してみよう。
 もう一つ議論されたのは、「活動本拠の設営」である。中心市街か周辺のどこかに、サテライトを開設する。そこは、情報発信と体験学習の場であり、営業と経営の統括本拠地でもある。具体的には、例えば、「京北木材による家づくり」が分かるモデルハウスで、小さなストックヤードでもある。ネットの事務局があり、プロには営業や問い合わせの窓口、ユーザーには、家づくりの相談窓口や住まい塾が開かれている。事業が進めば、宿泊体験も出来る。等々が考えられる。本拠設営でどこが主体になるかだが、これも議論に出たように、森林組合が木材販路開拓の最前線とするのは、実現可能な有力案であろう。

以上
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by keihokunoki-net | 2006-04-15 12:07 | 会合
2006.02 会合  O邸構造見学会
2月25日
 去年の9月に大黒柱の伐採に京北までおいでただいたO氏の住宅が形を成してきたということで、見学させてもらった。その後よしやまち町家校舎でいつものように夕食をとりながらの会合となった。また、今回から秋田県立大学教授の鈴木有(すずき たもつ)先生を本ネットワークの顧問としてお招きし、構法のことや、ネットワークの運び方、課題、などをお伺いした。

d0105721_19393717.jpgO邸見学会  この住宅は京北の杉をふんだんに使っており、上小も使っているが並材で非常に凝った仕事をしている。
 今の伝統的な木造に世間の人が向かっているのは、やはりちゃんとした木をきちんとつかって家をつくってもらいたいという気持ちからで、そのためには、どうしても木を見えるようにつかわなくては、つまり真壁の家づくりでなくてはいけない。大壁の家づくりでは、どうしても値段の安い木が選ばれてしまう。
 d0105721_19414822.jpg軒裏には30ミリの杉板を化粧として(あらわしで)使っている。これは2004年7月7日に出た告示「伝統的構法による外壁や軒裏の構造方法」に沿った仕様になっていて、ネットワークのメンバーである木村棟梁はこの告示までの道のりに尽力した施工者のひとりである。
 木を供給した側からは、自分の伐った材が家に使われているのを見るチャンスはほとんどないので、とても嬉しいとのことだった。完成したら是非また見せていただきたい。

よしやまち町家校舎にて  今回から顧問として参加いただいた鈴木有先生は、全国的に広がっている近くの山の木で家をつくる運動のリーダーのお一人です。専門の構造学的な見地からのみではなく、地球環境を視野に入れたエコロジーの見地やまた、木の家づくりに伝統されたすそ野の広い文化を底辺にされ、これからの木や建築の将来にもっとも意味のある視点をお持ちです。全国のこうした運動に目を配われ、講演もされており、たいへんお忙しい先生です。各地の運動の事例にも通じておられるので、たいへん心強くありがたく思います。
 
 鈴木先生からのアドバイス
「かつて、山の方は木を出せばよかった。まちの方では使える木があればよかった。戦後、効率性を求める時代になり、木材はどこかで集約的に大量生産して流通させるものとなった。一方、住宅生産方法も変わり、日本の木を使わなくなった。そして木そのものが使われなくなった。
 近年、森とまちをつなごうという運動が起こり、各地に広まりつつあるなかで、色々なことがわかってきた。「地産地消」が言われ、「顔が見える関係」を維持するために、小さな単位で木が動くというのが本来的。今日、各地で行われているネットワークはしたがって小さなものであり、それぞれで年に数棟という実績を上げている。今日、新たな傾向として、そういう箇々の小さなネットワークが緩やかに手をつなぐ段階に入っている。大事なのは、小さな個性をもったネットワークが各地にあるということと、それが緩やかに手を結び、共同の本拠として、たとえばモデルハウスを持てるようになると、一般のユーザーが実体験が可能になり、効果的である。行政もそのような組合には加担しやすい。一般にはユーザー側に情報が回っていない。特殊なルートでつながる場合がほとんど。ユーザーはまずメーカーのモデルハウスに行く。いくつか回っておかしいと気づいた人たちがネットワークの存在を知る。したがって、まだまだ割合は少ない。気軽に勉強できるモデルハウスが必要。大事なポイントは、個性。ネットワークによって家づくりが違うということ。それは地域の事情によるものと、人々の性格によって異なる。
 今後の重要な傾向として、従来はこうしたネットワークの目的にエコロジーという考えがあった。けれども、エコロジーはわかるが、エコロジー住宅は窮屈だと。そこにアメリカ生まれのLOHAS (Life Styles Of Health And Sustainability)という運動が最近になって多くの人々の指示を受けて始めている。ロハス人口は今や、全米の1/4とも1/3とも言われる。エコロジーの主張と違うのは、選択枝を多様に持つということ。たとえば、香川県の戸塚元雄氏のネットワークでは、新しい「3間角」の家づくりというアイデアを提案している。これはプレファブ住宅という考えを伝統構法で行うものだ。3間角の構造ユニットと設備を標準化して、コストダウンをはかり(30代の若い世代のために1000~1500万円)、選択、増殖を可能にしている。六車工務店も、戦後の若齢木の利用のための工夫を提案している。こうした先進的な試みをぜひ見に行くことを勧める。」
 京北には、北山杉のような特異の林業文化がある。また、「京北の家づくり」というキャンペーンがあるが、これは若い人に京北に定住して欲しいという狙いのものである。このネットワークの個性はまさに京北の個性である。京北の個性を活かして、利用してこのネットワークを盛り上げていかなくてはならない。さらに、個々の「家づくり」のみではなく、「まちづくり」あるいは公共建築を手がけるというのはとてもいい。公共施設に木造をという声は今や都道府県レベルで広まっており、市町村にまで降りて来つつある。ただ、今はそのノウハウが不足している。
 ひとまず行動に移せることとしては、 
  ・自己流で「京北の木」という認証制度をつくるd0105721_19524060.jpg
  ・ブランドに必要な性能、品質保証をすること
  ・伐り旬を守る
  ・できるだけ天然乾燥を唱えるように
  ・時間短縮のために、中温乾燥を間に入れてやる
  ・木の曲げ剛性を測るヤング率を表示するのもいい
  ・色々な実験をして、それを公開する
といったところだろうか。

 鈴木先生には現場にて各所にご指摘をいただけたこと、ありがたく思います。よしやまちの試験に関してのアドバイス、その後の会議での貴重なご指導は、鈴木先生ならではの水際立ったものでした。心から感謝いたします。

以上
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by keihokunoki-net | 2006-02-25 17:46 | 会合