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2005.05 会合  第一歩
7月17日
 「近くの山の木」を使って行こうという志しをもった設計者や工務店、林業家などの仲間に集まっていただき、京都建築専門学校の佐野先生の協力を得てここに第一回目の会合を開くことができました。これから皆様とうまく連携し合って、京北の木を使っていけるようにして行きたいと思います。

d0105721_1045117.jpg 場所は京都建築専門学校のよしやまち町家校舎、簡単な夕食を取りながらの緩やかな第一歩となった。今回は、このネットワークの目標やコンセプトを明確にする上で、どういう点で協調し合えるか、協力して行える共通の理解と認識はどういったものかを探るため、川上と川下の意見の交換を行った。
 大工の木村棟梁からは、地元からは思うような木が出でこない。杉の含水率が高いのでこれをクリアーできるような体制を整えてほしい、単価を㎥あたり5万円台にとどめてほしい。市内に京北森林組合としての製品倉庫をつくって欲しい。等の意見が出た。
 山側からは、山の現状や、昔は木を伐採するとき木の神様にお酒をふるまっていたこと、そのなごりが今も残っていること、等を話していただき、そういう精神的な世界が家づくり、木づくりに生きているということを教えていただいた。このことは木の家に住む施主にとっても大事なことで、ぜひ施主に山に出向いてもらい、そういう儀式をやってもらおうという話になった。また最近は獣害がひどく特に鹿による被害が大きいという話も出た。川下への質問としては、
    1.丸太を太らせて、並材として伐採し通常の柱として使えるのか?
    2.京北は湿気が多く、十分乾燥したと思っていても市内では乾燥が不十分
      ということが多分にある。どうしたらいいか?
ということだった。大工さんの回答は
    1.昔から北山丸太をそのまま面皮柱として使っている例もあり、
      柱として使えないということはない
    2.杉はどうしても芯の乾燥が難しく、製材してから寝かすということが必要で、
      やはり製品倉庫を設けて欲しい
との事だった。
 最後に行政の動きについての話も出たがまだあまり関心がもてないようであった。一回目の会合はこの辺でお開きとなった。次回は、実際に具体的に木を動かしてみる中で、どういう問題点、障害があるかをつぶさに見て行き、それらが克服できるのかどうか、方策も含めて議論して行こうと思います。
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by keihokunoki-net | 2005-07-17 19:46 | 会合
ごあいさつ
 「近くの山の木で家をつくろう」という日本のあちこちで起こっている川上と川下を結ぶ市民運動の動きに、私たちも今身の回りにある状況の中でやってみようと、建築家、林業家、森林組合、大工などの仲間に呼び掛けて、「京北の木で家をつくろうネットワーク」なる団体を結成しました。
 京都の北に隣接する京北町は京都市右京区に編入となり、京都市は緑地をずいぶん獲得しました。京北は植林率が90%という。ほとんど杉やひのき、赤松の人工林。北山丸太の生産地としてながらく集約的な林業経営ができたために、比較的望ましいかたちで山が保存されてきたものの、さすがに近年の木材不況のために、いい木が伐採され、何代も続いて来た林家が林業を諦めるということも珍しくない。この京都市から見れば、桂川(大堰川)の上流になるわけで、平安京の建設の折にもたくさんの良材を出しているし、戦前も筏で嵐山までたくさんの材木を運んで来ている。今はむしろ上流の水源確保という意味も加わってきているのだが、京都市の場合、多くの水源を滋賀県の琵琶湖から引いて来ているという意識のせいか、あまり北部山地への恩恵を感じていないかもしれない。いま、多くの人が安らぎのある木の家を求めている。しかし、そのうちの多くは木の家は高いもの、ましてや国産材で家を建てることができるのはどこかのお金持ちだけだと思っている。また、いざつくろうと思っても誰に頼んだら良いのかわからないというのが現実のようだ。そこで私たちはまず、地域の一般の人々に木の良さ、木の家の良さ、近山の木を使うことがどうして良いのか、を伝えていこうと考えています。
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by keihokunoki-net | 2005-07-16 11:26 | ご挨拶
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担当      倉岡
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by keihokunoki-net | 2005-07-01 20:24 | お問い合わせ