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2006.11 会合  京北民家・「京北の家」見学会
11月26日
 今回の会合は、京北を代表する景観として、山国あたりをちょっと散策し、京北地域の文化、京北民家を見学、それから「京北の家」モデルハウスを見学し、現状や今後の活用方法等について意見交換会を行いました。昼過ぎにウッディ京北に集合し、かるく予定を確認した後皆で車に分乗して最初の見学地である山国中江に向かいました。

d0105721_17311231.jpg京北民家見学  最初の民家はとても立派な長屋門のある大きな家で、手前に見える巨木は樹齢200年は下らないだろうと言われていました。
d0105721_17333469.jpgd0105721_17325517.jpg次に訪れたのは、山国比賀江の茅葺民家で、門の庇の裏地には杉皮が使われていました。小さな集落の端に立つこの家はすぐそこまで山が迫っており、山に護られて生きているという感じでした。
d0105721_17342448.jpg小雨が振り出した頃に到着したのは山国井戸にある『杜の館 亀井陶芸ギャラリー』です。この建物は所謂田舎の民家とは違っていて、使っている材が細かったり、凝った床の間があったりと、町の文化が少し入り込んだ造りになっていました。こちらでは温かいコーヒーを頂きました。
d0105721_1735293.jpg次に訪れたのは古い民家をうまく改修し大学のセミナーハウスとして使われていた建物で現在は若い方が一人で暮らしているということでした。広い心地よい空間もあり、いろいろな活用の可能性をもった建物でした。

「京北の家」モデルハウス  いよいよ今日のメインである「京北の家」に到着しました。金融公庫仕様による在来工法住宅の見本として「京北の家」の会で検討、建設したもので、コスト(50万円台/坪)を考慮してプレカット仕様となっています。使用木材の内半分以上が京北材であれば、「京北の家」と認定していて、京北町時代には分譲した土地13区画の内、8区画で建設されました。現在この建物はモデルハウスとして木の家をつくりたいと思っている一般の方や、工務店の方が見学に月30~40人くらい訪れているそうです。
d0105721_10231088.jpgd0105721_10224671.jpg 何といっても残念だったのはボルトが見えすぎていること。「金物屋のモデルルームですか?」と言われるくらいボルトが目に付きました。また、杉の梁は図太く見える割に、頼りがない感じがする。ゆるみ、空きが随所に見られるところから、大工の腕は並み程度、気合いは見えて来ない。外観はこの地域には軽すぎて合わないし、軒の出が浅いので、雨の多い湿気た地域にはそぐわない。等々厳しい意見が多かった。モデルハウスは自分の家を建てたいと思って足を運んで来る人に、夢を売るところ。夢が大事で、誰でも予算的な現実も知っており、現実を目の当りにするばかりでは、高い買い物に気持ちが向かない。気持ちを引き込むことが一番大切。今日回って見て来た京北の堂々とした家にはとてもかなわない。住まいとしての暖かさや魅力も乏しい。もっと京北らしい昔懐かしいいい味わいを売りにできるようなものにしたい。

モデルハウスの活用方法  今後、この建物を
   1 モデルハウスとして利用する
   2 京北で環境的な住まいを体験するセミナーハウスとして活用する
   3 食事、宿泊など、地域の高齢者や若人で世話をし、色々な使い方を提案してもらう
   4 最終的には、暖簾やカーテン、花をいける、絵を飾る、など、住宅ら
     しいしつらえをして、暖かい温もりのある空間にする

できればこのモデルハウスの改修も考えてみたい。単なるモデルハウスとしてではなく、地域の交流の一つの拠点となる可能性はあると思う。それでいて、モデルハウスというのも余所の人と交われるので、とてもいい。学生に案を出してもらうのもいい。
 このモデルハウスは京都市のものだから、市として現在進めている杣人工房として認めるとは思えないが、いい企画なので、何らかのかたちで生かしたい。その案は案でまとめて市に提出してみるのはいいかもしれない。杣人工房施策とは別のチャンネルで何か出て来るかもしれない。

京北の木を売る  今大きな方針で、京北の木を売る場合に、2つの方針がある。
   1 京北の木をとにかく量を売る。プレカットであろうと、ボルトを多用
     しようと、多少焦げ目があろうと、コストを抑え、どんどんさばければ
     いいという方針。
   2 京北の木で京北を売る。自然が豊かで、まだまだ自然と向き合いなが
     ら、伝統的な風趣を保ちながら住んでいる京北のいい住まいそのものを
     木に託してお分けする。ある程度の品質を保ちながら、京北の木に沿っ
     た使い方を提示しながら、じわじわ売って行く。量は出ないかもしれな
     いけれども、納得の行く売り方、育て方をして行くという方針。

d0105721_17545293.jpgこのネットワークでは後者を押し進めたい。京北ブランドができれば、おのづと出て行くだろう。また、一方で、等級落ち品もあっていいと思う。
夕飯は皆でおいしい京北の野菜を鍋でいただきました。

以上
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by keihokunoki-net | 2006-11-26 17:18 | 会合