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2007.02 会合  『金閣寺の家』見学会、京北森林ツアーについて
2月9日
 そろそろ一般の人を対象にした企画を行いたく思い、昨年の暮れに完成した『金閣寺の家』の見学会と京北森林ツアーについて意見交換がなされた。会場は先日TV出演も果たした『金閣寺の家』で、そのビデオの視聴から会合は始まった。

見学会・森林ツアー企画について  企画概要
趣 旨 
•木の家の建築主予備軍の確保 から 建築工事受注を確保、
 京北材出荷を促進する。
•木の事、山の仕事を分かって頂き、理解を深め、近くの山の木を使うことの
 重要性を判っていただく。
•川下(京都市内)の市民に京北地域に足を運んで頂き京北の事、
 良さを判ってもらい、京北のファンを増やす。
•山と町の交流を進め、京北を身近な地域と感じてもらう。

見学会
•4月中に実施予定。
•ネットワークのPRとツアー参加者の募集。
•「京都・森と住まい百年の会」の補助。

実施ツアー 
1.植林 体験
 『時期:3/20~4/10 シイタケの菌入れは1月~3月』
2.間伐(枝打ちも合せることも可能)見学
 (手入れの行き届いた山、行き届いていない(土砂流出が起こっている様な)
 山の比較)
 『時期:間伐はいつでも 枝打ちは春or秋』
3.伐採 見学 (葉枯し)
 『時期:7月末から9月』
4.その他
5.森林組合 加工センター、プレカット工場、家具工房等 見学
6.工事中(棟上終了時)の現場見学
7.完成建物見学

イベント
•ウッディ京北にての朝市を楽しむ(毎回 日曜日)
•北山丸太製作工程 見学(加工センター)
•夏休み親子木工教室  (協力 森林組合 = 板、間伐丸太等提供
 大工 = 道具の使い方指導 道具の用意)
•座学 京北の家モデルハウスにて 鈴木先生、佐野先生の講演
•現場にて 設計者、施工者の話  百年の会事務局のウッドマイレージ等の話
•京北の民家見学 
•森林散策 (片波(かたなみ)源流域の伏条(ふくじょう)台杉 
 5月はシャクナゲ、紅葉の時期も良し)
•その他

d0105721_183426.jpg いい形で近くの山の木を使ってもらいたい。まだまだ仲間を増やしていきたい。まずは京北を知ってもらいたい、そして京北のファンになってもらいたい。こういった企画は独自の路線と目的が良く見えたほうが良い。一般の人といっても、環境に興味を持っている人、水に、山に、家に、中には山の経済に興味を持っている人もいる。様々な人たちに興味を持ってもらうにはどうしたらよいか。単にツアーをやるだけではダメだろう。何か大きな、持続的なテーマを持ってやっていかなくてはならない。京北の野菜だったり、片波、木で何かを作る等はいい要素にはなるが、テーマにするには少し弱い。北山杉の丸太はブランドがあるが材木としてはまだない。このテーマを早く打ち出すことが先決である。
 植林については、こういうツアーの場合最後にくるもので、一般の人々は ここまでの意識はなかなか持ってない。枝打ちは素人には難しく、怪我をしたり、木をダメにしたりしてしまう。プロの技を見てもらうくらいでいい。ただ、伐採の見学は感動的でいい。全国でやっていて小さなブームになっている。見学的なもの、体験的なもの、 両方あっていいだろう。ただ、いきなり植林は難しい。どんな格好して行っていいかもわからない。まずは楽しそうだと思ってもらうことが大事。
 京北まで行かなくても街中で何かできないか。今ペレットに興味を持っている人が増えてきている。薪ストーブを街中でできる人は少ない。薪の確保が難しいし、煙が出る。ペレットだと煙も少ないし灯油感覚でいける。今は灯油より安くなっている。本体も安くなってきた。ではペレットはどこで手に入れるか。もしも京北にそういう基地があって、自分たちで間伐に行ってその木を基地に持っていき、それがペレットになる。会員になれば安くなったりする。これは素人でもスポーツ感覚でできる。いきなり家を作りたいという人は少ない。マンションに住んでいる人なんかはとてもムリ。そういう人たちにも木を使ってもらえる状況をつくりたい。
 もう一つ、団塊の世代をターゲットにしたものを考える。団地の中に建てれるような二帖ぐらいの組み立て式の茶室をつくって、趣味で使えるようにする。新しい生活スタイルをつくってあげるというのが重要。エコロジーに関心のある一般人は少なくないが、しんどいエコロジーはやらない。長続きしない。楽しいものがいいしそれが見えてくるようなものがいい。

 今「京北森林組合製材所」では北山丸太で新しい工場を建設中で、完成時には何かイベントができればと考えている。やるとすれば農林事務所も巻き込んでやるだろう。山側も今、積極的になりだしていて、間伐を事業的にやりたいという話も出ている。間伐は補助金も出るし何かやらないと林家が続かない。ツアーをやった時に半年後か一年後に家を建てるという人がいたら、伐採のときにこの木を使ってくださいと言えたら一番うれしい。いい山、わるい山、今の山の現状を見てもらってもいい。わるい山は京北にとってはマイナスイメージになるかもしれないが、何とかしようと思ってもらえるかもしれない。
 府内産材を使いたいと思っている一般ユーザーはけっこういる。ではその人たちが次にどんなアクションをおこすのか、設計者のところにはまず来ない。その人たちの窓口になるようなネットワークにしていきたい。その為にはいろんなチャンネルをもたなくてはいけないだろう。ターゲットはツアー毎に明確にしていってもいいのではないか。


「よし塾」と大工組合  ネットワークのメンバーである光田棟梁が行っている、若い大工に技術を伝え育てる「よし塾」と、組合について伺った。

今年度中にあと一つ何かやって来年度につなげたい。「よし塾」というものをやっていて、若い大工を育てているということを周りの人たちに知ってもらえるような形にもっていきたい。組合ももっと身近なものにし、組合自体の受注を増やしパワーアップを図りたい。組合は戦術ばかりで、目的とターゲットが見えてこない。これが見えてこないとやり方も決まらない。これの議論をしていきたい。とにかくまずはよしやまち通、又は西陣のエリアに関しては組合、「よし塾」はみんな知っているという形にしたい。そのためのイベントをこれからも企画していきたい。とにかく地元、狭い範囲から。小さなことでも継続していくことが一番大事。ただ、積極的なPR活動はどうも苦手。「よし塾」の趣旨は若いいい大工を育てること。僕らが元気なうちに、体が動くうちに伝えたい。ここがメインであるし、ここを知ってもらいたい。

本日はここまで。そろそろネットワークとしての活動を対外的に行いたいが、核となる“独自のテーマ”をもっと明確にしたうえでイベントなり、ツアーなりを行う必要があるようだ。  
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by keihokunoki-net | 2007-02-09 18:44 | 会合