<   2007年 08月 ( 1 )   > この月の画像一覧
2007.07 伐採式
7月29日
 先日、このネットワークでは第2回目となる「伐採の儀式」を行いました。お施主さんにとって、自分たちが住む家の木が、どこの山で育ったのかを知ることは、家への安心感や、愛着を得ることができると思います。また、木の育て方、山との付き合い方など、普段聞けない山の方の話が聞けるのも一つの楽しみだと思います。
  
 簡単ではありますが「伐採の儀式」の流れを紹介したいと思います。

d0105721_16263950.jpg 今回もお世話になる山主の勝山さんに3本ほど候補の木を出してもらい、お施主さんに決めてもらいました。といっても素人には良し悪しの判断がつきません。勝山さんの話を参考にして、一番身の詰まってそうなものを選びました。
d0105721_16273047.jpg 選んだ木を囲んで記念撮影。樹齢7~80年の立派な杉の木です。
d0105721_16285017.jpg 米、塩、酒を木の根元に供え、お施主さん、設計、大工の順に祈りを捧げました。お祈りし終わったら、供えておいた米、塩、酒を木の根元に撒きます。
d0105721_16301128.jpg 倒す方向が決まれば、まずはお施主さんが斧を入れます。設計、大工もそれぞれ斧を入れました。最後に、斧を入れた方と逆の方から鋸をいれて儀式は終了です。
d0105721_16311833.jpg あとはプロにお任せ。われわれ素人は安全な場所から見守ります。
 まずは、倒す方向にある木と今回伐採する木をワイヤーで繋ぎます。次に倒すほうの面にチェーンソーで切り口を入れ、逆からも切込みを入れます。最後にワイヤーをゆっくり引っ張って狙った場所へ倒します。写真は倒す位置を入念にチェックしているところ。
d0105721_1633380.jpg 倒した木と記念撮影。杉は含水率が高く、生木だと約50%は水分だそうです。そのため切り口からは水分がどんどん染み出してきていました。とりあえず、このまま葉枯しをして、使う直前に乾燥機に入れてから使おうという事になりました。赤身の部分のピンクがとてもきれいで、年輪も割と均等に詰まっていて、とてもいい木が伐れたと思います。

d0105721_16432010.jpg 帰りに勝山さんの他の山も見せてもらいました。中には京都府と協定を結んだ場所もあり、そこは神秘的な感じのする場所でした。

 話は変わりますが、第1回目の伐採の様子が紹介されている佐野先生のHPで、近頃完成した京北森林組合の新工場の苦労噺が紹介されています。杉丸太を半割りにし、トラスで組んだ構造体はとても豪快です。地元京北の材、京北の工務店・大工でつくり上げたことは、低コスト、低環境負荷につながっていると思います。ぜひご覧ください。
   
        →第1回「伐採の儀式」         →京北森林組合新工場苦労噺
 
[PR]
by keihokunoki-net | 2007-08-01 20:55 | イベント