<   2007年 09月 ( 2 )   > この月の画像一覧
2007.09 会合  「杣人工房」事業の決定を受けて
 9月19日

 久しぶりの会合は、まだまだ暑さの残る中、たくさんの人に集まって頂きました。会場はいつものよしやまち町家校舎。となりでは「よし塾」が開かれており、若い大工さんが隅木の作製に精を出していました。今回は先日決定した「杣人工房」ショールーム及びネットワークメンバーの位置付けと活動などを中心に話し合いました。
d0105721_14245310.jpg
1.フォレストボードタッカー試験体耐力実験の報告
 
 フォレストボードとは杉皮、パルプ、コンスターチを混合、圧縮整形したもので、秋田生まれ。自然素材の断熱材として利用されている。実験で予想以上の耐力があり、壁倍率1.5程度あるのではないかということが判った。
 特徴としては、粘りがあり、繰り返しの力に対しても強い。貫きを使用した土壁に似ている。まったくの自然素材で、断熱性能も高く、雨にぬれても品質は落ちない。施工方法を工夫すれば、耐力壁の一部として利用できる道が開けてきたように思う。ただし、どこでも簡単に作れるというものではない。下地材として使う場合、仕上げによって施工方法が変わってくるので、一番良いのはそのまま使うことだろう。色合いも良い。また、ホルムアルデヒドやアンモニアの吸着作用があるので、天井に使うのも良いだろう。今はまだ値段が高いが、量が出ればもう少し安くなる。今後機会があれば使っていきたい。

2.「杣人工房」 工房スペース及びネットワークメンバーそれぞれの位置付と活動等

 経緯については前回の記事にも書いたが、ここでも簡単に説明します。
 昨年末の会合で森林公園内にある「京北の家」を使っての応募を考えていたが、使用できないとの事で、今年の応募をあきらめていた。ところが、応募締め切り直前に藤野さん(フジノ工務店)より、京北に在る藤野さんの使っていない事務所で応募したいとの連絡があり、急きょ書類を作り応募した。結果は、右京区では、他のところに決まり、落選。
  しかし、当ネットワークの活動自体は京都市によって評価されており、他の区で杣人工房への参加の要望があり、藤野さんの西京区の支店を利用するということで再申請し、認定されるに至った。
 ここで問題となるのは、ショールームに来たお客さんが、フジノ工務店に来たのか、「杣人工房」を訪ねてきたのか、見分けるのが難しいということだろう。 ユーザーからしても、看板が2つあれば戸惑う。工務店が絡んでいると思うと、すぐ仕事をお願いしなくてはならないと思い、一歩脚が遠のく。 ショールーム以外の活動ならば今まで通りできるだろうが、ショールームを介しての活動となると、混乱が生じてしまう。この辺をきちんと整理しないとユーザーは寄ってこないだろう。
 まずは「杣人工房」としての仕事はとらない というスタンスをとってはどうか。 「杣人工房」としてのネットワークの活動はあくまで、地場産材を使ってもらおうという広報活動や運動がメイン。 相談は受ける、情報も提供する。しかし、仕事は別。その方がユーザーも来やすい。後にどうしてもという事態が起こった場合は、またそのときに話し合う。
 私たちは、京北の木を使ってもらいたいし、使いたい。京北の材や資料をおける場所がほしかったので、ショールームはそういう形で使わせてもらう ということでいいのではないか。たまにイベントをやったりしてもいいだろう。ただ、四六時中メンバーが詰めるというのは無理がある。「杣人工房」としては一つショールーム的な場所がほしかった。そこでたまたま今回の藤野さんの所に決まった。そういう考え方でよいのでは。 やはり現地でリアリティを感じながら、その土地の文化を見、付加価値を見て買う、全てをひっくるめて信用してもらうというのが正しい方法ではないか。 だから「京北の家」や藤野さんの京北のお店など、地元で拠点を持つべきだと思う。 今回決まったショールームはそのアンテナショップという位置付けと考えるべきではないか。
結論
・フジノ工務店のショールームは、アンテナショップの拠点とし、藤野さん以外のメンバーが常駐することはない。
・メンバー各々が同じ「杣人工房」の看板を挙げ、メンバー各々の場所で相談等を受け付ける。
・メンバーの連絡先等を記載したネットワークのパンフレットを作り、各々の場所で配布、広報活動を行う。
・実際に京北材が見たい、触りたいというお客様がいれば、どのメンバーもショールームを利用して構わない。
・ネットワークのイベント等でショールームを利用する場合がある。
・ショールームの改装についてはフジノ工務店に一任する。ただし、メンバーの看板作成は同時に行う。

3.「京北の家」 活用策の検討

 「京北の家」は来年度から利用可能の目途がつきそうで、当ネットワークに管理委託も可能かもしれない。しかし、ネットワークで管理するのは少し難しそうなので、管理は隣の森林公園の管理もやっている、森林組合にお任せして、ネットワークでは企画運営という形を取ってはどうかと思っている。また、地域活性の場として捉える考え方もあるだろう。
 私たちにできることは、川下の人たちを山へ連れて行き、川上の人たちとの交流の場を設けることではないか。木を売ろう、買ってもらおうというのではなく、まずは山を見てもらって、京北の木が使えるということを知ってもらう、山を理解してもらう事が大事である。
 これから「杣人工房」として動き出し、お客様が京北を見てみたいとなったときに、「京北の家」に泊まっていただき、山を御案内するという使い方や、時々はネットワークでイベントを仕掛けて川上、川下の人たちの交流の場として使う。例えばこういった使い方をした場合、地元の受け皿組織として、林業研究会(林研)という組織があり、そのメンバーに声をかければ山の案内や説明などやってもらえる。本人たちも山に関しては熱心である。
 今度、当ネットワークメンバーと林研の方々、近くの友人も誘って「京北の家」で交流会を開きたい。そこで、どういった使い方が良いのか、可能なのかを話し合いましょう。またその交流会を実績として、市に提案もできるし、ホームページでの発信もできるだろう。
結論
・管理は森林組合に任せ、ネットワークとしては企画運営を行う。
・近いうちに川上と川下の人々で交流会を「京北の家」で行う。
・交流会を実績に、今回話し合ったような内容で市に提案をしてみる。

4.規約について

 今回はたたき台の案をもとに皆で話し合った。運営規約はとても大事なので、他のグループの規約をいくつか参考にすればもう少しバランスのとれたものになるだろう。また、「杣人工房」について1条設けることにした。今回の案では、会員項目に重点があるようなので、もう少し運営のことを謳いたい。総会、役員会等で何を決めなくてはならないのか内容も含め詳しく書く必要があるだろう。それから事業計画、予算計画、事業報告、会計報告についても規約に明記する必要がある。
 役員の選定については、出席者の賛同を得て下記のように決定。その他の役員は後日決めてゆく。

     代表     :住吉 豊
     副代表    :勝山 俊治
     事務局長  :住吉 豊
     事務局補佐 :藤野 龍樹
     会計     :中野 佐里
     会計監事  :北村 紀次、木村 忠紀
     顧問     :鈴木 有
 
 会員種別・会費について、出席者の意見を話し合い下記に決定。

・正会員 (会費 10,000円):本会の目的及び趣旨等に賛同し、別に定めた年会費を
                   支払った、林業、建築業、行政等に関わる職業を持つ個人を
                   いい、総会での議決権がある。
・賛助会員 (会費 3,000円):正会員の職業等に携わらないが、本会の目的及び趣旨等に
                   賛同する個人をいい、総会では、議決権は無く、参考意見を
                   述べることが出来る。
・学生会員 (会費 1,000円):本会の目的及び趣旨等に賛同する学生をいい、総会では、
                   議決権は無く、参考意見を述べることが出来る。
・法人会員(会費 10,000円):本会の目的及び趣旨等に賛同し、別に定めた年会費を
                   支払った団体をいう。総会では、議決権は無く、
                   参考意見を述べることが出来る。

                                                 以上
[PR]
by keihokunoki-net | 2007-09-20 11:00 | 会合
会合のお知らせ
 朝晩が涼しくなり、とても過ごしやすい季節となりました。長らく催しておりませんでした、
「京北の木で家をつくろう」ネットワーク の会合を以下の日程で開催いたします。今回は、ネットワークの今後の具体的な活動等について話し合いたいと思います。
 もちろん、どなたでもご参加いただけます。当日は簡単な食事を取りながら話し合いを進めていこうと思います。参加を希望される方は、事前に連絡を頂けたらと思います。



日時           9月19日 水曜日 午後6時30分~9時

場所           よしやまち町屋校舎   

主な議題        1.ネットワークの近況報告、メンバーの近況報告
              2.「杣人工房」 工房スペース及びネットワークメンバーそれぞれの
                位置付と活動等
              3.「京北の家」 活用策の検討
              4.その他 

お問い合わせ      ア-クス建築事務所
              TEL 075-467-9292    FAX 075-467-9293
              e-mail keihokunoki@gaia.eonet.ne.jp




京都市 市域産材普及モデル工房 「杣人工房」の応募
 
 昨年も応募し、残念な結果に終わった京都市主催の「杣人工房」の応募ですが、今年は昨年末の会合で京北森林公園内にある「京北の家」を使っての「杣人工房」応募を考えていました。しかし、「京北の家」が使用できないとの事で、今年の応募をあきらめていました。ところが、応募締め切り直前に藤野さん(フジノ工務店)より、京北に在る藤野さんの使っていない事務所で応募したいとの連絡があり、急きょ書類を作り応募しました。
結果は、右京区では、他に決まり、またまた落選しました。京北のショールームでは、京北は生産地で消費地ではないとの、選考理由だそうです。
 しかし、ネットワーク活動は、評価していただき、どこかの他の地域(区)で何とか杣人工房への参加をしてほしいと打診され、今回の経緯から藤野さんの西京区の支店で、杣人工房とする事を認定されました。これで、年間40万円の活動資金を得ることが出来ます。今回の会合では、工房の使い方や、資金の使い方について話し合いたいと思います。
 また、杣人工房の件で、市に呼ばれ協議している中で、課長に「京北の家」の活用の話をしたところ、市も「京北の家」を持て余しているようで、こちらが活用したいとの申し出には、すごく乗り気で、すぐにでも京北農林事務所の所長と協議してほしい、その結果でそれに沿って活用できるよう後押しするとの話を頂きました。地域の方々を巻きこんで「京北の家」を様々な形で利用する方法を話し合いたいです。

 「杣人工房」についてもっと詳しく知りたい方はHPをご覧ください。
[PR]
by keihokunoki-net | 2007-09-13 15:05 | 会合